2010年04月01日

<友政懇偽装献金>首相元秘書、起訴内容認める 初公判(毎日新聞)

 鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」(友政懇)を巡る偽装献金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載、不記載)に問われた元公設第1秘書、勝場啓二被告(59)は29日、東京地裁(平木正洋裁判長)の初公判で「間違いございません」と起訴内容を認めた。公判では証人尋問は行われず、被告人質問、検察側の論告求刑、弁護人の最終弁論を経て即日結審する予定。判決は4月中に言い渡される見通し。

 起訴状によると、勝場被告は04〜08年、友政懇の収支報告書について、個人献金欄に死亡していたり、実際には献金していない延べ270人の寄付者名を記載した2985万円▽記名の必要がない5万円以下の「匿名献金」約1億7700万円▽パーティー券収入約1億5300万円−−の計約3億5900万円を水増しして記入し提出した(虚偽記載)とされる。

 さらに首相の関連団体「北海道友愛政経懇話会」(室蘭市)に首相の母安子氏(87)と姉から05〜08年、毎年各150万円、計1200万円の献金を受けながら収支報告書に記載せず(不記載)、06〜08年のパーティー券収入3000万円を虚偽記載したとされる。

 安子氏からは08年までの5年間で約9億円が勝場被告にわたり、この一部が虚偽記載の原資になったとされている。鳩山首相は02〜09年に安子氏から贈与された金額は計12億4500万円に上り、贈与税として約6億970万円を納付したと発表している。

 勝場被告は東京地検特捜部の調べに対し「(鳩山氏が)政治家として資金調達能力がないように見られたくなく、国民から支持されている政治家に見せたかった。自分が資金調達を怠っているように見られたくなかった。独断でやった」などと供述していた。

 鳩山首相は昨年12月の起訴後の会見で「政治団体、政治家個人、プライベートな経費を含め勝場にすべてを任せていた。母からの資金提供も全く承知していなかった」と釈明していた。容疑不十分で不起訴になった鳩山首相については、市民団体が検察審査会に審査を申し立てている。【伊藤直孝】

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2010年03月31日

<教科書検定>アイヌ文化のページ大幅増(毎日新聞)

 30日に検定結果が公表された小学校の社会科教科書で、アイヌ文化を紹介するページが大幅に増えた。「アイヌは先住民族」と認定するよう政府に求める08年の国会決議を受け、教科書会社各社が充実を図った。

 「子供のころ、『アイヌは学校に来るな』といじめられ、アイヌの文化や歴史を教わることはなかった。新しい教科書でアイヌのことをもっと知り、理解してほしい」。北海道千歳市の野本敏江さん(58)は喜ぶ。

 野本さんと夫の久栄さん(59)がボランティアでアイヌ文化を教えている同市立末広小学校は空き教室にアイヌの伝統家屋「チセ」を再現し、年間6〜20時間、学習を続けてきた。久栄さんは「子供の感性に響く教育をしてほしい」と注文を付ける。【千々部一好】

 ◇毎日新聞公募の賛歌合格

  今回の教科書検定で、毎日新聞社の植樹キャンペーンで歌詞を紙上公募して作られた森づくり賛歌「僕にできること」が掲載された小学5年用音楽教科書(教育芸術社刊)が合格した。07年5月に公募し、最優秀作品を原案に、「四季の歌」などの作詞で知られる荒木とよひささんが作詞、「マツケンサンバ2」などを作曲した宮川彬良さんが作曲し、同10月に発表された。

 ソプラノ歌手の雨谷麻世さんが歌うCDも全国で発売。08年6月の秋田県での全国植樹祭でも式典前に雨谷さんが披露した。【山本悟】

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2010年03月30日

<不正経理>神奈川2副知事を更迭 松沢知事(毎日新聞)

 神奈川県で総額約28億円の不正経理が明らかになった問題で、松沢成文知事は25日、「事務方のトップとして最終的な責任をとってもらう」として、羽田慎司(62)、小野義博(61)の両副知事を3月末で辞任させると発表した。両副知事は同日、松沢知事の求めに応じて辞表を提出、受理された。

 10年度当初予算案などを審議した県議会が24日に閉会したことから、松沢知事は「人心一新を図り、県庁再生に向けた覚悟を示すために最も厳しい対応をとった」と説明。独自調査を始めた08年秋以降に不正経理が続々と発覚したため、07年に就任した両副知事の対応に不信感を募らせていたことも辞任を求めた一因という。

 同県では03〜09年度に不正経理があり、羽田氏は07年6月、小野氏は同年10月にそれぞれ副知事に就任した。副知事は当面、調査開始後の09年6月に就任した古尾谷光男氏(59)1人の態勢が続く。この問題で県は18日、松沢知事と3人の副知事を含む職員1721人の処分を発表していた。【木村健二】

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